こころのノート(物理)

こころのノートではありません。

卒業シーズン

ですね。私は卒業しませんが() 

 

同期が卒業に伴い「全力でやりきった」「最高の4年間だった」と呟いてるのを見るたび勝手に病む日々です。クソみたい。私はあと一年どう頑張ろうがそうはなれない。4年間はどう考えても後悔しかしてない。唯一やりきったのは最近の卒業公演くらいなんじゃない??

 

卒業公演、終わりましたね。えぇ、終わってしまいました。まさか学生生活最期の演劇(になることでしょう、おそらく)で、しかも所属外の部活の公演で、あんな大きな役を頂けるとは思ってなかった。セリフ量も自己最多。初めて台本読みして血の気が引く感覚を覚えましたね!!!()

 

好き嫌いの分かれる台本でしょうが、私も最初はハァ?って感じだったんですが。みんなで考えて、自分で考えて。今でも役のこと、台本のことを考えるとズブズブと思考の沼に陥る。いい意味よ。

むしろ、稽古してた時は読み方とかそういうアプローチ込みで考えてたから(それでも全然できてなかったんですけど!!)終わった今では純粋に、自分の考えたいことだけ深く、深く。台本の話に直接関係無いことだったりね笑 でもそんなことを考えるうちに、なんとなく、やってる間もぐっと近くなった役が、どんどん染み込んで行くような錯覚。 

 

この間、八王子から東京の電車に乗ってる時、新宿を過ぎたあたりから見えた沢山のビルになんとなく目を奪われてしまった。彼らは新宿のような所に居たりしたのかな。そのビルから、ゆっくり。まっすぐと。落ちたのでしょうか。その時は、なんとなく彼らの不安定さが新宿に似合うような気がして、新宿だ、なんて思ったけど、今思うともっと所帯染みたところなのかもしれない。なーんて。結局、まっすぐだなんて思ってたのは本人だけで、周りからするとなんとも不安定なフラフラとしたものだったんでしょう。それを、彼は最期、理解したのでしょうか。

 

私の役は、ほんとに、表面は一人で生きていけても、本質はひとりじゃダメなんだろうなと思った。人間だよなぁと思った。いやまぁ、みんな人間なんだけど()周りだけ取り繕っていざ中身を見ると自分の意思がスッカスカで思考こねくり回してブレブレな感じはとても親近感覚えた。私もそっち側だよ、お互い上手くやろうなってかんじ。

 

こんなに台本のことぶちぶち言ってるけど、私は単にもう卒公稽古が懐かしい。恋しい。いやあのみんなで思考の泥沼にハマる感じはとてもしんどかったけども。答えのないシーン練とても辛かったけども。やっぱりやっぱり恋しいあの日々。稽古中はもう嫌だはよ終われと考えてた時もあったのに小屋入りして装置設置した瞬間もう、終わって欲しくなくなった。なんで舞台ってあんなに一瞬なの。終わるな、終わるな、私まだまだ伝えたいこと伝えられてないって思いながら気が付いたら終わってた。舞台には魔物が住んでる。本当に。すごい空間だ。

 

普通に卒公メインの話になってしまった…笑

ほんとにもー卒公メンバー好きすぎて好き。大学辞めようと本気で考えてた時もあったけどまーーじで辞めないで良かった。と思った。大学生活クソだけど、舞台祭で縁作って、劇団参加して、その甲斐あってか参加させてもらえて。それだけでも大学生活意味があったかもしれない、と思える。それだけの時間だった。まぁそれでもやっぱり大学生活に悔いは残りまくってるんですが。

人との縁を繋ぐより壊して来た方が多いような気がした4年間だったから、誘ってもらえた時本当に、うれしくて、私でも作れてる縁が、切られてない縁があったんですね。

 

卒業する訳でもないのにめちゃくちゃ卒業ぽさ出してるけどまだ一年あるしなんなら就活あるし死にそう。就活じゃなくて終活したい。大学振り返りは今度やる。来年やってもいいけど多分来年やったら大学1、2年の頃のこと綺麗に忘れてるやろなぁ()